がん発症のペルー人、保険医療求めて在留特別許可を申請

 大阪出入国在留管理局(大阪入管)に収容され、仮放免中の日系ペルー人の男性(47)が、進行性の膵臓(すいぞう)がんを発症したとして、在留特別許可を出すよう大阪入管に申請した。仮放免中は働けないため収入はなく、健康保険にも加入できない。23日に大阪入管を訪れた男性の代理人弁護士は「ペルーへの送還に耐えられる体調ではなく、一刻を争う状況だ。日本で命を落とすような、非人道的なことがあってはならない」と訴えている。

 申請したのは、ブルゴス・フジイさん。フジイさんは奈良県内の病院に入院しているため、家族や支援者らがこの日、大阪入管を訪れた。

日系ペルー人男性への在留特別許可の申請のため、大阪入管を訪れた男性の妹(中央)ら=2021年8月23日、大阪市住之江区、河原田慎一撮影

 代理人の中井雅人弁護士や支援者によると、フジイさんは今年に入って体調を崩し、8月上旬に膵臓がんと診断された。だが、仮放免中のため、これまでにかかった医療費約80万円は全額自己負担。今後、別の病院に移って手術を受ける必要があるが、さらに数百万円の医療費がかかる見通しで、経済的な負担が大きいという。

奈良県内の病院に入院しているブルゴス・フジイさん=支援者提供

 フジイさんの弁護団は、病気…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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