こども園の園長が性的虐待 山形市が園児の新規受け入れ停止の処分

 山形市認定こども園の60代の男性園長が、園児4人に性的虐待を繰り返したなどとして、市は3日、子ども・子育て支援法に基づき、園児の新規受け入れを11月から1年間停止する行政処分を出した。

 市によると、昨年から今年にかけ、理事長兼園長が、女児のおむつを下げたり、男児の下半身を服の上から触ったりするなど4人に対して性的虐待があったと認定した。園児を繰り返しからかったり、園児の前で職員を怒鳴りつけたりする行為もあったという。

 また、園長は退職した職員が勤務していると虚偽の書類を提出し、2022年度の給付費約1100万円を不正受給したという。今年7月18日の特別監査で提出した職員出勤簿やシフト表などは虚偽の内容だったという。

 市によると、園長は性的虐待や不正受給など指摘を受けた行為のうち、一部について「記憶にない」などと話しているという。

 性的虐待を複数回受けたり、転園したりした園児もいるといい、市は相談窓口を設け、心のケアに対応する。性的虐待について警察に相談しているほか、園長に給付費の返還を求めていく。

 今年6月に性的虐待などの情報が市に寄せられ、複数の職員が目撃していたという。市が7月と8月に特別監査を実施し、8月末に改善勧告を出していた。(坂田達郎)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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