そろり再開した図書館・美術館 対応に試行錯誤

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い休業していた、一部の図書館や博物館、美術館が来館者を迎え始めた。「3密」を防ぐ新たな取り組みが生まれる一方、対応への悩みや来館を呼びかけにくい葛藤もある。全国的に休業要請解除が広がる中、一足先に課題も見えてきた。

 福井市立図書館は、18日に臨時休館が解除されるのに先立って、7日から予約図書に限り「ドライブスルー方式」での貸し出しを再開した。自粛生活が長引くなか、感染拡大防止を図りながら、市民に本を届けようという試みだ。

 利用者は借りたい本を事前に予約して、図書館の駐車場に止めてある移動図書館車の前まで車で乗り付ける。すると、マスクと手袋をした職員が駆け寄ってくる。貸し出しカードを渡して職員が予約を確認。移動図書館車に用意している本を取り出して、手渡す仕組みだ。徒歩や自転車でも利用できる。

 本の返却も受け付けているが、…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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