たまひよ26周年、変化する家族像 ママから主語が「ママパパ」に、イクメンは「あまり使わない」(withnews)

パパを意識、この10年で強化

--男性の読者はどれだけ想定されているのでしょうか?

仲村:以前から、ママもパパも一緒に読むものと考えてきましたが、積極的に育児をする男性が増えるなか、パパも一緒に読むものという意識は創刊当時より強くなってきていると思います。

--そのように変化していった背景には、どんなことがあるのでしょうか?

仲村:(1999年、当時の厚生省が発表したコピー「育児をしない男を、父とは呼ばない。」を用いた)ダンサーのSAMさんのポスターから始まり、「イクメン」が新語・流行語大賞のトップテンに入るなど、読者の意識も変わってきたと思います。

誌面に登場するための撮影協力をお願いすると、パパが一緒にいらっしゃる例も増えてきました。ひよこクラブは読者モデルが基本ですが、モデル登録についても男性からというケースもあります。

柏原:2007年の入社から最近まで、(主に妊娠出産を扱う)「たまごクラブ」の編集に携わりました。産婦人科の取材に行くことが多かったのですが、この10年ですごく変わったことに、妊婦健診に同行する男性が増えたこと、立ち会い出産が増えたことがあげられると思います。

そこにかかわる男性が増えるということは、その後の(主に育児を取り扱う)「ひよこクラブ」を読んでみようかな、という気持ちになる男性も増えるのかな、と思います。

そういった形で、パパを意識した企画とか、パパへのアプローチの仕方をより強化していった感じはありますね。出産前から、パパの気持ちをつくっていくという動きが、ここ10年ぐらいで徐々に出てきたという気がしています。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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