つまようじ96万本 中学生が名古屋の街並み描く

佐藤瑞季

 椙山女学園中学校(名古屋市千種区)の3年生が、96万本のつまようじでモザイクアートを手がけた。4×6メートルのサイズで、名古屋の街並みを描いた。

 作品名は「Thank you for all HEROES」。コロナ下で頑張っている人への感謝を込めたという。3年生が文化祭で演劇を披露するのが伝統だが、新型コロナウイルスの影響で通常開催は難しい。「密にならず、皆でできることはないか」と考えた末のアイデアだった。

 10月に作業を始め、生徒会執行部の10人が絵の具でつまようじに色をつけた。3年生232人全員に20×25センチの発泡スチロールを2枚ずつ配布。1人4千本のつまようじを手作業で刺した。完成した作品は21日に開かれた文化祭で披露された。

 生徒会長の根橋優芽(ゆめ)さん(3年)は「学年全員で一つの作品が作れた。思い出に残るものになった」。文化委員長の谷澤凜々圭(りりか)さん(3年)は「作品を上からみたときは感動した。無事に文化祭ができてよかった」と話した。(佐藤瑞季)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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