なぜ3社は阿武町に「返金」したのか 弁護士が語る差し押さえの効果

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大藤道矢、大室一也 太田原奈都乃

 山口県阿武町の4630万円の誤入金問題で町は24日、記者会見を開き、約9割にあたる計約4299万円を法的に「確保した」と発表した。入金された一部を別の口座に振り替えたとして電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された無職田口翔容疑者(24)が振り替えた3社から、20日に町の口座に入金されていたという。

 町の依頼を受けた中山修身弁護士が会見に出席し説明した。

 説明によると、田口容疑者は、カジノサイトの決済代行業者とみられる3社の各口座に振り替えていた。町は4月27日に各口座を仮差し押さえした。その後、3社の都内の住所が特定できたため、今月19日に町職員が出向き、国税徴収法などに基づき債権を差し押さえて取り立てることを通知する書面を渡した。翌20日、3社からそれぞれ、田口容疑者の振り替え分にあたる額が町の口座に入金されたという。田口容疑者は18日に逮捕されていた。

 町が確保したとするのは計4…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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