はしか患者増、受診時の公共交通機関の利用避けて – 神奈川県が注意喚起、未公表の都との連携に課題も(医療介護CBニュース)

 神奈川県内の麻疹(はしか)の患者報告数が、大流行した2008年以降で患者が多かった09年と10年を上回るペースで増えている。県は患者が利用した公共交通機関などを公表し、感染する可能性のある時期に接触した人に対する注意喚起に懸命だ。ただ、東京都は患者の公共交通機関の利用状況などを公表していないため、都内に通勤・通学している人が感染したことに気付くのが遅れ、県内で感染が拡大する恐れもある。今後、都に情報公開を促すといった連携体制の強化が求められそうだ。【新井哉】

 県によると、19年の患者報告数は73人(9日現在)。首都圏の4都県の中では東京に次いで多い。特に5月上旬以降、県内の患者報告数が大幅に増加しており、今後も増加が懸念されるという。

 麻疹は感染力が強く、空気感染するため、県は手洗いやマスクのみでは予防できないことを挙げ、「予防接種が最も有効な方法」と説明。かかりつけ医などと相談の上、予防接種を検討するよう促している。また、急な発熱や発疹などの麻疹と思われる症状が出た場合、事前に医療機関に連絡し、指示に従って受診することを推奨。「移動の際は、できるだけ公共交通機関の利用を避けて」などと呼び掛けている。

 県内の麻疹患者の発生を巡っては、これまでに医療機関を受診した乳児や、病院職員の感染も報告されている。また、他の人に感染させる可能性のある時期に公共交通機関を使ったり、スポーツ大会を観覧したりしたケースもあったという。

 麻疹の感染拡大を防ぐためには、東京都との連携が欠かせない。都は保健所が接触者などの把握に努めているとしているが、積極的に患者の公共交通機関の利用状況を公開している神奈川を含めた首都圏の3県よりも感染拡大防止の対策を徹底しているとは言い難い。

 麻疹の潜伏期間は10―12日程度であるため、患者と接触している可能性がある人に情報を周知することは有効な手段だ。都内で患者と接触した可能性があることを知っていれば、感染の疑いを持ち、医療機関の受診時に公共交通機関の利用を避ける可能性が高まる。県内の対策を一段上のレベルに上げるためには、都に対して患者の公共交通機関の利用状況などの情報公開を働き掛ける必要がありそうだ。

CBnews

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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