ひき逃げ容疑の男、事故後に車体を塗り替え 無免許で酒飲み運転か

岩田恵実

 無免許運転でひき逃げをしたとして、警視庁は、東京都清瀬市の自動車整備業の男(33)を自動車運転死傷処罰法違反(無免許過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、29日発表した。男は事故後、車体の色をスプレーで塗り替えるなどしていたといい、同庁は事故を隠す目的だったとみて調べている。

 東村山署によると、男は今月12日午後9時20分ごろ、無免許で軽トラックを運転し、清瀬市内で車道を歩いていた会社員の男性(54)をはね、そのまま逃げた疑いがある。男性は左肋骨(ろっこつ)が折れる重傷を負った。

 男は2015年に酒を飲んでひき逃げをしたとして免許を取り消され、無免許のままだった。調べに対して容疑を認め、「事故前にハイボール居酒屋で5~6杯、2軒目のスナックでも4~5杯を飲んだ。無免許や飲酒運転がばれるのが嫌で逃げた」と話しているという。

 男は事故後に軽トラックからナンバープレートを外したり、白い車体にオレンジ色のスプレーを吹きかけて色を変えたりしていた。署は目撃者の証言や防犯カメラの映像から男の容疑を特定したとしており、「(車体の塗り替えなど)偽装工作は捜査の支障にはならなかった」としている。(岩田恵実)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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