まちの個性を残したい 半弓にほれこんだ「運び屋」

【動画】歓楽街の半弓場を継いだ黒岩直己さん=林敏行撮影

ひと 岐阜県高山市で「半弓(はんきゅう)」の道場を継いだ貿易商 黒岩直己さん(45)

 弓道の弓より一回り短い弓で7メートル先の的を狙う「半弓」。かつて歓楽街で庶民の娯楽として愛されていた。各地で姿を消すなか、岐阜県高山市に残る「半弓道場」を継いだのは黒岩直己さん(45)。個人輸入業で世界中の国・地域を飛び回ってきた。高山に移り住み、貴重な文化を残そうと奮闘する。

 弓道の弓より一回り短い長さ1・8メートルの弓で、7メートル先の的を狙う。半弓(はんきゅう)はかつて、各地の歓楽街で庶民の娯楽として愛されていた。岐阜県高山市で廃業まぎわだった創業90年の「半弓道場」を継ぎ、1年が過ぎた。

 「高山に住んで良かったと思える場所。ここにしかない物が生きている。なくしたくなかった」

 東京出身。2017年、山あい…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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