まるで隠れ家、迷う人も 長崎を愛した版画家の展示室

 異国情緒あふれる長崎の街並みを愛し、描き続けた長崎の木版画家、田川憲(1906~67)の作品を集めた展示室が、長崎市出島町にできた。築70年ほどの古びたビルの一室で、その魅力を孫夫婦が静かに伝えている。

 戦後まもなく建ったコンクリート打ちっ放しのビル。ちょうつがいで留められた色あせた扉を開くと、1階の通路の壁には「そうび」とかかれた木製の看板がひとつ。隠れ家のような一室に出合う。

 田川の孫の俊(たかし)さん(…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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