みずほ銀行、またシステム障害 全国の窓口で取引できず

山下裕志

 みずほ銀行は20日、新たにシステム障害が発生し、全国の約460店舗の窓口で入金や振り込みなどの取引の受け付けや処理ができない状態が続いていると発表した。機器の故障が発生したためで、詳しい原因を調べている。復旧のめどは立っていない。顧客にはATMやインターネットバンキングの利用を呼びかけている。同じ機器を使うみずほ信託銀行でも取引ができなくなっている。

 みずほ銀ではことし2月末以降、ATM障害など2週間で4件のシステム障害が相次いだ。2002年と11年にも大規模なシステム障害を起こし、19年にシステムを刷新していた。(山下裕志)

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 みずほ銀行のシステム障害 2月28日の日曜日、稼働予定だったATMの8割にあたる4318台が止まり、通帳やカードが取り込まれたままになる被害が5244件起きた。定期預金のデータ移行に伴う容量オーバーが原因。インターネットバンキングの取引が成立しなかったり、外貨建て送金が遅延したりするなど4件の障害が2週間で相次いだ。坂井辰史・みずほFG社長や藤原弘治・みずほ銀頭取らグループの役員11人を減給処分とした。みずほ銀は2002年と11年にも大規模なシステム障害を起こし、金融庁から業務改善命令を受けた。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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