ゆりやんさんが一日警察署長 児童と「いかのおすし一人前」で交流

仙道洸

 お笑い芸人で奈良県吉野町出身のゆりやんレトリィバァさん(33)が8日、香芝署の一日警察署長を務めた。地域住民に歓迎されながら、小学校や商業施設で啓発活動をした。

 署長室で一日警察署長の委嘱状とたすきを受け取ったゆりやんさんは、「身の引き締まる思いというか、ウエストが引き締まる思いです」と意気込みを話した。

 その後近くの市立三和小学校を訪れ、児童約490人が待つ体育館にサプライズで登場した。子どもの歓声に包まれながら、冬休み中に事件に巻き込まれないよう防犯標語の「いかのおすし一人前」(ついて「いか」ない▽車に「の」らない▽「お」おきな声を出す▽「す」ぐ逃げる▽大人に「し」らせる▽「一人」で遊ばない▽出かける「前」にお家の人に言う)を一緒に読み上げて交流した。

 地域の商業施設「じゃんぼスクエア香芝店」(香芝市磯壁3丁目)では、約300人の来場者を前に特殊詐欺の被害防止啓発や、交通事故抑止の呼びかけをした。自転車走行時にヘルメットを着用するよう呼びかける実演では「頭が大きくてヘルメットが入りませんが」と笑いを誘った。

 ゆりやんさんは「奈良県は特に車で移動しないと交通手段がない方もたくさんいる。気をつけていただきたい。安全第一で」と呼びかけた。また、「両親が特殊詐欺被害に遭わないように、頻繁にコミュニケーションを取って、だまされたときにすぐに連絡を取れるような関係を築いていきたい」と話した。(仙道洸)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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