わいせつ教員 「再登板」の判断基準バラバラはダメ

伊藤和行

 児童生徒へのわいせつ行為で懲戒免職になり教員免許を失効した元教員に対し、免許の再交付を拒否できる権限を都道府県教育委員会に与える新法「教員による性暴力防止法」について、萩生田光一文部科学相は4日の閣議後会見で、教委が再交付の適否を判断する際の統一的な基準を設ける考えを示した。

 新法施行後は、教委が専門家らの審査会に意見を聴いた上で、再交付の適否を判断する。萩生田氏は「なぜある県は再交付を拒み、別の県は認めたのかといった新たな課題が生じる」と指摘。「同じ基準でスクリーニング(選別)ができる仕組みを作ることが混乱を防ぐことになる。制度設計は自治体と連携しながら作り上げたい」と述べた。(伊藤和行)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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