アイルランド戦、リーチ主将は控えに 切り札の役割期待

 日本ラグビー協会は26日、W杯1次リーグA組のアイルランド戦(28日、静岡・エコパスタジアム)に臨む日本の先発を発表した。主将のリーチが控えに回り、初戦のロシア戦から4選手が入れ替わる。W杯3大会連続出場のリーチが先発から外れるのは、W杯通算10試合目で初めて。アイルランドは快勝したスコットランド戦と同じFWが先発する一方、昨年の世界最優秀選手、SOセクストンがメンバーから外れた。日本はアイルランドに通算9戦全敗。

 世界ランク2位のアイルランド(日本は9位)との大一番。初戦でリーチが務めたフランカーには、ナンバー8だった姫野が回る。

 ジョセフヘッドコーチ(HC)は過去の実績にとらわれず、現状のパフォーマンスを重視するタイプ。絶対的な信頼を得てきたリーチだが、昨冬に負傷した股関節に不安を抱え、ロシア戦では攻守に精彩を欠いた。ジョセフHCは「他の選手の状態が良く、ポジション争いが激化している」。また「勝つためには最後の5分、10分にかかっている。流れを変えられるプレーとリーダーシップが必要」と、リーチに途中出場の「切り札」として期待をかけた。

 ゲーム主将は南アフリカ出身のフランカー、ラブスカフニが務める。抜群の統率力を発揮してきたリーチが控えとなり、試合運びへの影響が懸念されるが、CTB中村は「他の選手が、責任感が出てくると思う」と話した。(堤之剛)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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