インド料理店から広がった日本への「移民連鎖」特定技能で広がる選択

 東京都杉並区の住宅街の一角にネパール人の子供たちの声がはじける。

 ネパール国外では世界で唯一、ネパール政府公認のカリキュラムで教育を行っている「エベレストインターナショナル・スクール・ジャパン」だ。

 9年前、日本の大学で学んだネパール人の元留学生らが手弁当で創設した。当時、在日ネパール人はすでに2万人を超えていた。

 「在日ネパール人が増え、同郷のコミュニティーを発展させていくには『ネパールの文化を伝える学校が必要だ』ということになった」。バッタ・ババン理事長はそう振り返る。

 開校時の在校生は3歳から3年生(日本の小学3年生にあたる)までの13人。「校舎」は普通の一軒家だった。

 年を追うごとに学年と生徒が増え、2018年に現在の地下1階、地上3階のビルに移った。今では1年生から12年生(高校3年生)までの340人が学び、新宿区に新設した幼稚舎にも65人が通う。幼稚舎には、留学生として来日し、日本で出会って結婚した夫婦の子どもも通っている。

 ババン理事長の悩みは校舎の手狭さだ。校庭はなく、課外活動などのときは地下のホールを使っている。

 「千人、いや1500人が入れる校舎がほしい。閉鎖した学校とか、どこか知りませんか」

10年で5倍…先駆けはインド料理店のコック

 出入国在留管理庁によると、今年6月末現在で日本に在留しているネパール人は12万5798人。10年前に比べて5倍以上になった。

 右肩上がりの先駆けとなったのが、日本で人気のインド料理店などで働くネパール人コックだ。その数は2000年代後半から急増した。

 インド料理とネパール料理はどちらもカレー味が基本。とはいえ、なぜインド人ではなく、隣国のネパール人だったのか。

 「インド人は、料理店で働く…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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