インフルとHIV薬混ぜ「新型肺炎の治療薬」 タイ政府

 タイ保健省は2日、記者会見し、世界で感染拡大を続けている新型コロナウイルスの「治療法を見つけた」と発表した。

 タイ英字紙によると、中国の武漢市からタイに観光で訪れていた70代の中国人女性が1月29日、重度の新型肺炎の症状を見せたため入院した。治療にあたった医師がインフルエンザ治療薬と、HIV(エイズウイルス)治療薬を混ぜて使ったところ、48時間以内に陰性になったという。

 会見した医師2人は、使ったのは、インフルエンザ治療薬の「タミフル(一般名オセルタミビル)」と、抗エイズ薬の「リトナビル」などと説明。「患者は12時間後にはベッドに座ることが出来た」と話した。現在、治療薬の根拠についての研究結果を待っているという。(今村優莉)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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