インベーダー45周年、15日にイベント 「名古屋撃ち」の由来は

井上昇

 昭和の時代に大ブームになったゲーム「スペースインベーダー」の誕生から今年で45年。特別な縁がある「名古屋」で、ゲームの名人を決める記念イベントが15日に開かれる。

 スペースインベーダーは、自陣を侵略するエイリアンの攻撃をかわしながらビームを撃って相手を全滅させる。1978年の発売直後から評判を呼び、多くの人がゲームセンターや喫茶店に押し寄せた。

 自陣直前まで引きつけた敵の攻撃を無効にする「名古屋撃ち」と呼ばれる裏技が有名だ。名前の由来は、「名古屋で最初に発見された」、あと1段侵略されたらゲームが「終わり」なので「『尾張撃ち』から変化した」など諸説あるが、開発元のタイトー(東京都)の担当者も「正確なものはわからない」という。

 スペースインベーダー開発者の西角友宏さん(79)はイベント開催を喜ぶ。「45年経った今もイベントが開かれるほど愛されていて本当にうれしい」

 「スペースインベーダー」の名前が入ったゲームは、家庭用ゲーム機用やスマホ用も含めてこれまで40タイトル以上がリリースされた。西角さんは、「この先100周年も迎えられるように、名古屋からさらにファンが増えてほしい」と願っている。

 イベントは、正午からセントラルパーク(名古屋市中区)で。午前11時から受け付けで先着45人。参加無料。上位入賞者には関連グッズが贈られる。(井上昇)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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