ウクライナから群馬・桐生へ避難 親族が5人を呼び寄せ

 ロシアによるウクライナ侵攻で、戦火を逃れて来日したウクライナの避難民5人が群馬県桐生市で生活を送っている。4日に朝日新聞の取材に応じた5人は、「ダモイ(帰れ)、ダモイ。ロシア兵は国に帰れ。ウクライナを出て行け」と話した。故国で多数の民間人が犠牲になっている惨状に心を痛め、戦争が早く終わることを願っている。

 同市仲町でスナック「ナタリヤ」を営むウクライナ人のオジブコ・スウィートラーナさん(45)=愛称・スウィータ=が、ポーランドに避難していた母親など親族5人を呼び寄せた。

 スウィータさんの母親ナタリヤさん(66)、いとこのテチアナさん(50)、その長男ウステムさん(15)と次男マトウィさん(13)、めいのアナスタシアさん(15)で、3月26日にポーランドから成田空港に到着し、桐生市に避難した。

 ウクライナの首都キーウ(キエフ)から西に約400キロのテルノーピリで暮らしていたが、近くの軍事施設や空港が攻撃された。空襲警報が鳴ると、マンションの地下に避難した。「夜は電気をつけてはいけないので、すごく怖かった」とナタリヤさん。精神的にも追い詰められ、3月初めにポーランドに逃れた。

 バッグ一つに貴重品を入れ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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