オスプレイ停止、玉城知事「判断遅すぎる」 原因究明求める声相次ぐ

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小野太郎 加治隼人 岡田将平

 米軍輸送機オスプレイをめぐる最悪級の事故となった屋久島沖の墜落から1週間。米軍は6日、事故に至った不具合の「根本的な原因は不明」としつつ、世界中で飛行を一時停止すると決めた。相次いだ重大事故にもかかわらず、人口密集地の上を飛び続けた機体の「全機停止」。日本政府は動揺を隠せず、住民の不安もぬぐえない。

 墜落後、沖縄県内の自治体では、飛行継続に抗議する動きが広がった。だが、事故を起こした空軍のCV22とは異なる型のオスプレイは、市街地上空を飛び続けていた。

 防衛省沖縄防衛局によると、11月29日の事故から7日午前0時ごろまでに、米軍普天間飛行場で計108回、米軍嘉手納基地で計26回、離着陸が確認された。ほとんどが普天間飛行場に常駐する海兵隊のMV22だったが、国内に配備されていない海軍のCMV22も飛来。MV22の一部は屋久島沖の救難活動にも参加していた。関係者によると、7日は夕方までに、普天間飛行場や嘉手納基地への飛来は確認されなかったという。

 沖縄県は事故後、オスプレイの飛行停止を米軍に求めるよう政府に2度要請。県議会も7日、同様の意見書と抗議決議を全会一致で可決した。

 玉城デニー知事は、全機停止…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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