クラシックや映画館、満席も可能に スポーツも制限緩和

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)は11日の会合で、感染拡大防止で求めているイベント開催制限を19日から緩めることや、観光支援策「Go To トラベル」の対象に東京都民と都内への旅行を10月1日から加えるとする政府の方針をおおむね了承した。一定の感染対策を取れば、演劇場や映画館内を満席にすることも容認した。

 飲食業支援策「Go To イート」でネット予約した飲食に対するポイント還元事業を10月以降に始めることも了承した。大都市の歓楽街の感染拡大防止策を考える作業班を分科会につくることも決めた。

 イベント開催制限は、屋内と屋外に分けて求めていたものを、参加者の歓声・声援の有り無しと施設の収容人数から整理し直した。クラシックコンサートや古典芸能、演劇、落語などの催しのほか、遊園地や美術・博物館、動植物園、映画館など参加者らが大声を出さない環境が確保できる施設は、収容人数いっぱいまで入場を認める。必要に応じて、主催者らが参加者にマスクを配布して全員に着用させるなどの感染防止策をとることを条件とする。

 1万人超入れる会場で行われるプロスポーツやロックコンサートなどは、収容人数の半分までであれば、参加人数の上限はなくなる。1万人以下の施設で開かれるライブハウス・ナイトクラブのイベント、子どもらが集まるキャラクターショー、競馬などの公営競技、遊園地内の絶叫系アトラクションなどは、収容率半分までになる。11月末までの措置とする。

 西村康稔経済再生相は11日の…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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