クルーズ船、10人感染 乗客ら14日間滞留させる方針

 横浜から大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号に乗って香港に帰国した男性(80)が新型コロナウイルスに感染して肺炎を発症したことを受け、加藤勝信・厚生労働相は5日、乗客乗員約3711人を調べたところ、10人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。10人は下船し、医療機関に運ばれた。国内で集団感染が確認されたのは初めて。

 検査はまだ途中で、今後さらに感染者が出る可能性もある。厚労省によると、発熱などの症状がある人とその濃厚接触者273人の検体を取り、感染の有無を確認している。このうち、31人の検査結果が出て、うち日本人3人を含む10人の感染が確認された。10人は50~80代の男女で、日本人の3人は50代女性と60代の女性と男性という。10人は下船し、神奈川県内の医療機関に運ばれている。

 厚労省は症状の出ていない乗客乗員についても、感染拡大を防ぐために14日間程度、船内にとどまるよう求めることにしている。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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