コロナ「ウイルスまく」男性、感染による肺炎で死亡(スポーツ報知)

 新型コロナウイルス感染が判明した後に「ウイルスをまく」と話して外食した愛知県蒲郡市の男性(57)が18日午後1時ごろ、入院先の病院で死亡した。

 県によると、死因は新型コロナウイルス感染による肺炎で、5日に入院して間もなく、発熱や呼吸器の異常といった症状が出た。肝細胞がんの持病もあった。休業するなどした飲食店側からの被害届を受けて、業務妨害容疑で捜査していた県警は、容疑者死亡のまま書類送検する方針。

 同市などによると、男性は同居する80代の父親と、70代の母親のウイルス感染が3日に確認されてから遺伝子検査を受け、4日に陽性と判明。保健所は入院先が決まるまで自宅待機を要請し、家族にも伝えたという。だが、同日夕、家族に「ウイルスをばらまく」と告げてタクシーで外出した。

 男性は、市内の居酒屋に約15分滞在した後、フィリピンパブを訪れ、従業員女性と肩を組みカラオケをするなどして約40分滞在した。男性が「ウイルスに感染している」などと話したことから、パブの店長が保健所などに報告。警察が駆けつける騒ぎとなった。

 男性が訪れた2店は使用した食器などを処分した上、4日から自主休業している。男性はパブで接客した女性従業員の肩に手を回すなどしたが、この女性は陰性で別の30代女性従業員が12日に陽性と判明した。女性は、男性が席に案内される前に座っていたソファで、30分ほど化粧直しをしたという。店長は13日に営業妨害で被害届を提出。県警が受理し捜査を始めていた。

 死亡した男性の父親で、3日に感染が確認された整体師の80代男性、男性から整体の施術を受けた60代と70代の女性、70代女性の息子である50代男性の陽性も現在までに判明している。

報知新聞社

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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