コロナ禍で業績回復したのに…「給与が遅配」 雇調金不正の実態

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松島研人、山下寛久

 国の雇用調整助成金(雇調金)をだまし取ったとして、愛知県警は16日、情報システム会社「インプレスト」(名古屋市中区)社長の宮本大容疑者(42)=同県一宮市=ら2人を詐欺の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 ほかに逮捕されたのは、元社員の荻野直人容疑者(34)=名古屋市港区。2人は共謀して昨年7月ごろ、勤務実態がないのに4人分の雇調金を申請し、約390万円をだまし取った疑いがある。

 4人はいずれも過去に同社のアルバイトとして働いたことはあったが、申請時は勤務していなかったという。県警は、宮本容疑者が4人を同社の従業員だとした上で、休業しているように見せかけたうその書類を作成して、労働局に提出したとみている。

 同社関係者によると、同社で…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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