コロナ禍の皇室、異例の「進講」公開 模索する発信方法

 新型コロナウイルスの感染拡大が皇室の活動に大きく影響している。行事や式典の中止が相次ぎ、天皇、皇后の定例地方訪問、全国植樹祭などの「四大行幸啓」も中止に。国民と触れ合う機会が減るなか、皇室は何を、どう発信しようとしているのか。

 「私たち皆が、この感染症の克服に向けて、心を一つにして力を合わせ、困難な状況を乗り越えていくことが大切だと思います」。

 5月20日。天皇陛下は日本赤十字社の大塚義治社長らを前にそう語った。宮内庁がホームページで「新型コロナウイルスに関するご発言」として紹介しているが、こうした専門家に話を聞く「進講」は非公開で、やりとりが明らかにされることは異例だ。

 なぜ公表したのか。背景に、コ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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