コロナ禍や円安、苦境の酪農 「私たちを知ってほしい」消費者に発信

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編集委員・大村美香

 晴天に恵まれた今月3日、東京・豊洲の公園にホルスタインがいた。4歳の母牛カン、10月に生まれたばかりのセブンとクー。「牛の赤ちゃんだ」。柵の前には人だかりができた。

 酪農家によるネットワーク「地域交流牧場全国連絡会」が、全国規模で初めて主催した酪農体験イベント。各地から28人の酪農家が参加し、牛に与える牧草や穀物といった飼料の現物を展示するなど、牧場の雰囲気を少しでも体感できるよう自ら工夫を凝らした。

 オンラインでの牧場中継では「牛は何歳まで生きるの?」「どうやって牛は赤ちゃんを産むのですか」と、子どもが素朴な疑問を酪農家に投げかけた。

 コロナ禍で牛乳の需要が落ち込んだのに加え、円安やロシアのウクライナ侵攻による飼料価格の高騰。国内の酪農家たちはいま、厳しい経営環境にあります。どうやって酪農を守り、安全でおいしい牛乳やチーズなどを届けるか。苦境のなかでこれからの酪農を模索する人たちを、「食」と「農」を取材してきた大村美香編集委員が紹介します。

 会長で千葉県八千代市で牧場…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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