コンビニ強盗容疑で男を逮捕 直後に別の店へ、強奪金で携帯代払う?

 コンビニ店員を刃物で脅し現金を奪ったとして、大阪府警は、大阪市西淀川区出来島3丁目の無職、岸本直寿容疑者(20)を強盗と建造物侵入容疑で緊急逮捕し、12日に発表した。「お金がなくて困っており、むしゃくしゃしてやった」と容疑を認めているという。

 容疑者の自宅から半径約500メートル内の他のコンビニ3店でも、この事件直後に刃物を持った男が現れ、「金を出せ」と脅される被害が相次いでいた。

 捜査1課によると、逮捕容疑は11日午前3時10分ごろ、西淀川区出来島2丁目の「ファミリーマート出来島二丁目店」に侵入し、アルバイトの女性店員(51)に刃物を突きつけて「金を出せ」と脅迫。現金6万円を奪ったというもの。他の3店についても「金は奪えなかった」と関与を認める供述をしているという。

 同店を出た男の足取りを府警が防犯カメラ映像で追ったところ、刃物を持った男に「金を出せ」などと脅された3店目と4店目の間に、別のコンビニに立ち寄ったとみられることが判明。携帯電話料金を支払っており、振込用紙から容疑者が浮上したという。同課は、岸本容疑者が奪った現金を支払いに充てたとみている。

 容疑者は「台所の包丁を使った」と話しており、府警が自宅から刃渡り約20センチの包丁を押収したという。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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