ゴールデンカムイで注目浴びる「マタギ」 発祥の秋田、残る伝統

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文・米田悠一郎 写真・相場郁朗

 秋田県内陸部にある小さな駅。雪の中を進む列車を降りると、ホームでは大きな木彫りが存在感を放っていた。集団で狩猟をする「マタギ」。そのふるさとを歩いた。

 雪が辺り一面を覆う。山と川に囲まれた駅に列車が来るのは1日に10数本。列車を待つ間、聞こえるのは川の静かなせせらぎの音だけだ。

 秋田県を縦に貫く秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)の阿仁(あに)マタギ駅(同県北秋田市)では、編み笠をかぶり、銃を持つ木彫りの像が迎えてくれた。一瞬たじろぐ置物は、山々とともに暮らす人々が生んだ伝統に由来する。

 駅から送迎バスで3分ほどのところにあるマタギ資料館を訪ねた。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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