ゴーン被告の妻の国際手配を要請 偽証容疑でICPOに

 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した事件に絡み、日本の捜査当局が国際刑事警察機構(ICPO)に対し、偽証容疑で逮捕状が出ている妻キャロル・ナハス容疑者(53)の国際手配を要請したことがわかった。要請は9日付。レバノン政府が応じる可能性は低いとみられる。

 東京地検特捜部は7日、キャロル容疑者の逮捕状を取った。発表によると、前会長の特別背任事件の公判前の証人尋問を受けた昨年4月、日産資金の還流に関与したとされるオマーンの販売代理店のインド人幹部と接触したことがあったにもかかわらず、法廷で「知らない」などとうその証言をした疑いがある。

 地検によると、キャロル容疑者は証拠隠滅を図るため、還流資金の送金手続きを担っていたレバノンの弁護士事務所の女性事務員に捜査協力をしないよう依頼。前会長の前妻には多額の金銭を支払い、証言の口止めを求めた疑いもあるという。地検は前会長の指示があったとみている。

 キャロル容疑者は、前会長とレ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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