ゴーン被告弁護団が辞任の意向 通話記録など任意提出へ

 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した問題で、前会長の弁護人の弘中惇一郎弁護士は4日、前会長本人の意向を確認したうえで、弁護団は辞任する意向を明らかにした。

 この日、弁護団会議を開き、終了後に報道陣の取材に応じた。前会長や妻キャロルさんと連絡がとれていないといい、週明けに前会長のレバノンの弁護士を通じて連絡を試みるという。

 出入国管理法違反容疑で捜査を始めた東京地検からは、前会長が使っていた携帯電話の通話記録や面会簿などの提供を求められており、任意で提出するという。また、都内の身辺警護会社が保釈後の前会長につきまとっていたとして、容疑者不詳のまま先月27日に軽犯罪法違反容疑で警視庁に告訴していたことも明らかにした。

 弘中氏は前会長が逃亡した原因について、先月25日の公判前整理手続きで公判日程が不透明になり、妻との面会も実現しそうにないからとする弁護団の見方を紹介。前会長は前日24日に妻とビデオ会議システムを通じて1時間面談したが、「その2日間でかなりショックを受けたのではないか」と心境を推し量った。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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