サッカー・ルヴァン杯決勝、事件事故被害者の子ら観戦 警視庁が企画

増山祐史

 事件や事故で家族を亡くした子どもたちのための取り組みとして、警視庁は22日、サッカーJリーグのルヴァン杯決勝が行われた国立競技場東京都新宿区)に、10家族27人を招待した。

 同庁犯罪被害者支援室は2015年度から、スポーツの試合や音楽イベントに遺児らを招待している。ルヴァン杯決勝に招くのは5回目で、今回は試合前にグラウンドを見学する機会も設けられた。参加者はピッチを一周しながら芝を触ったり、写真を撮ったりして楽しんだ。

 交通事故で家族を亡くし、自身もサッカーを続けている小学6年生の高田暖(はる)さん(12)は初めての国立競技場に「自分がいつも練習している人工芝の感覚とは違った。プロの会場はこんな感じなんだな」と満足した様子だった。

 試合はサンフレッチェ広島が試合終了間際に勝ち越し点を挙げ、セレッソ大阪を2―1で破った。高田さんは「迫力がすごかった。自分も将来このピッチに立てるように頑張ります」と話した。(増山祐史)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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