サポートされる側からする側に 高齢者もみんなで「推し活」のすすめ

 「がんばってください 川崎ふろんたーれ」

 「フレイ~フレイ~」

 昨年、J1川崎フロンターレの練習場にこんな横断幕が登場した。作成したのは川崎市内の高齢者施設。幕には、達筆な文字が躍った。

 この施設では昨年から、定期的にフロンターレの試合をテレビなどで観戦している。おそろいのユニホームを着て、ゴールが決まればタオルを回す。

 この施設だけではない。同市麻生区にある高齢者施設「金井原苑」でも利用者が選手の応援うちわやチームのキャラクター「ふろん太」のちぎり絵などのグッズ作りに取り組んでいる。

 高齢者施設で地域のサッカークラブを応援する「推し活」。この取り組みを推進しているのは、健康食品などの販売を手がけるサントリーウエルネス(東京)の吉村茉佑子さん(28)だ。

「幸福寿命も伸ばしたい」

 吉村さんは大学院でアルツハ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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