シェパードが通行人かむ 負傷させた疑いで飼い主の暴力団組員を逮捕

山田暢史

 飼っていた大型犬が自宅庭から逃げ、散歩中の男性をかんでけがさせたとして、埼玉県警は10日、上尾市上野、住吉会系組員松倉信弘容疑者(68)を重過失傷害の疑いで逮捕し、発表した。「弁解の余地はない」と話しているという。

 上尾署によると、松倉容疑者は7月30日、飼っているシェパードが人にけがをさせないようにする注意義務を怠った結果、近くを散歩していた40代男性にかみついて手足に軽傷を負わせた疑いがある。

 シェパードはオスで体長約115センチ。松倉容疑者は庭の木と木の間にはった30メートルのワイヤに長さ5メートルのリードをつけて飼っていた。

 犬は2021年1月~今年4月に4回、松倉容疑者宅を訪れたり、自転車で近くを通ったりした20~70代の男女4人にかみついてけがさせていて、県警や保健所が注意や指導をしていた。(山田暢史)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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