シャボン玉おじさん、娘の笑顔みたくて 秘密の道具持って全国出張

 シャボン玉のパフォーマンスで子どもたちを喜ばせる「シャボン玉おじさん」が京都市にいる。週末の公園に現れたり、保育所や幼稚園に駆けつけたり。「子どもの笑顔が見たい」ときょうも夢をのせてシャボン玉を飛ばす。

 「おじさーん! おっきいシャボン玉、こっちにもちょーだい!」。6月14日朝。シャボン玉おじさんは、京都市右京区の光華幼稚園に現れた。待っていたのは、年少~年長組の約170人だ。

 「石鹼田泡男(しゃぼたあわお)」と名乗るシャボン玉おじさんは、靴ひもで作った輪っかをぶら下げた釣りざおを、洗面器に入れたシャボン玉の原液にひたす。釣りざおを上下左右にゆっくり振ると、大中小のシャボン玉がゆらりと空を舞った。子どもたちはシャボン玉をつかまえようと元気に走り回った。

 シャボン玉おじさんの本名は津田博史さん(47)。京都市上京区在住で、おもちゃやアクセサリーなどの雑貨を企画・販売している。

 活動のきっかけは3年前の緊急事態宣言だ。

 新型コロナウイルスの感染拡…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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