ジャニー喜多川氏死去  SMAPや嵐を生んだジャニーズ事務所社長(ハフポスト日本版)

ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏が亡くなったと、7月9日夜、日本テレビなど複数のメディアが報じた。

9日午後4時47分に都内の病院で亡くなったという。87歳だった。死因は、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血だという。

ジャニー氏については、6月18日から入院していると報じられていた。(湊彬子/ハフポスト日本版)

男性アイドルを生んだ先駆者

2017年1月23日の朝日新聞夕刊に掲載されたジャニー氏のインタビュー記事によると、ジャニー氏は1931年にアメリカ・ロサンゼルスで生まれた。

1962年にジャニーズ事務所を創業。少年隊、SMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐など数多くの男性アイドルを世に送り出した。
生み出したアイドルたちは、音楽だけではなく、テレビの司会やバラエティー、文筆やアート分野などでも活躍している。

その功績はギネスにも認定された。
ジャニー氏は2000年から2010年の間に8419回のコンサートをプロデュースしたことなどでギネス記録を樹立している。

一方で、事務所の影響力の低下を指摘する声や、タレントマネジメントのあり方を疑問視する声も出ている。

国民的人気グループだったSMAPが2016年末に解散。解散騒動の最中には、SMAPメンバーがテレビの生放送で謝罪をする場面もあった。解散後、稲垣吾郎氏、草なぎ剛氏、香取慎吾氏の3人はジャニーズ事務所を退所した。

2018年5月には、TOKIOの山口達也氏が、不祥事により事務所との契約を解除。2018年4月には「関ジャニ」のメインボーカルの渋谷すばる氏が同年いっぱいで事務所を退所することも発表された。

また、2019年1月には、嵐も2020年いっぱいでの活動休止を発表した。

エンタメに託した平和への思い

ジャニー氏は、事務所の公式ホームページで、2018年7月10日付けでこうコメントしていた。

「そして今、『エンタテインメントを通じて世界中の皆さまに幸せをお届けする』という、創業当初からの目標でもありました、新たなステージに挑戦する時だと考えております」

前出の朝日新聞記事の中でもジャニー氏は、少年時代に疎開先の和歌山で空襲に遭い、焼夷弾が落ちる中で逃げたことや、朝鮮戦争では米軍の一員として朝鮮半島に派遣され孤児らと交流したことを明かしている。

平和への思いも込めた舞台「ジャニーズ・オールスターズ・アイランド」について、「ショーで日本にもかつて戦争があったことを知ってもらえれば」などと語っていた。


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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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