タクシー運転手、休憩中に飲酒して運転か 四国運輸局が会社を監査

蜷川大介

 高知市五台山のタクシー会社「三里ハイヤー」(車両7台)の運転手が3月、業務中に酒気帯び運転の疑いで県警に検挙されていたことが、同社などへの取材で分かった。同社は乗務後の飲酒検査を怠っていたといい、四国運輸局が今月5日から監査を実施している。

 同社によると、運転手は70代男性で3月25日夜、タクシーで市内の自宅を出た際、他の車にサイドミラーを接触させた。通報を受けた高知南署員が調べたところ、運転手の呼気からアルコールが検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで検挙した。運転手は25日朝から翌26日未明まで勤務予定で、「休憩して自宅で夕食をとった際に飲酒した」と話したという。当時、客は乗っていなかった。運転手は26日付で依願退職した。

 四国運輸局によると、タクシー事業者は、運転手の乗務前後に飲酒検査をするよう義務づけられている。同社の中沢光則社長によると、飲酒検査は運行管理者の従業員に任せていたといい、「検査をしていると思い込んでいた。再発防止を徹底する」と話している。(蜷川大介)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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