タワマン強盗、指示役を逮捕 「大きなタタキ」と連絡か

 東京都目黒区のタワーマンションで昨年10月、住人の女性が現金約600万円を強奪された事件で、警視庁は19日、職業不詳の伊藤浩寿容疑者(22)=千葉県成田市玉造3丁目=を強盗致傷と住居侵入の疑いで逮捕したと発表した。容疑を否認しているという。警視庁は、伊藤容疑者が事件の指示役だったとみている。

 少年事件課によると、伊藤容疑者は実行役の少年3人と共謀して昨年10月26日午前10時半ごろ、目黒区上目黒1丁目のタワーマンションで、住人の30代女性に対し、部屋のインターホン越しに「宅配業者です」とうそをついて室内に侵入。「これ以上暴れると手を出さないといけない」などと女性を脅して現金約600万円を奪い、両腕に打撲などのけがをさせた疑いがある。

 警視庁は昨年10月、この事件の実行役として千葉県に住む17~19歳の少年3人を逮捕。このうち19歳の少年が「『1億円以上の大きなタタキ(強盗)の案件がある』などと、伊藤容疑者からスマートフォンで指示を受けていた」と供述。奪った金や、宅配業者の衣装を相模原市内の公園に置いておくように指示されていたと説明したという。

 また、この少年の「(事件後に)警視庁から職務質問を受け、使用したスマホを神奈川県内の相模湖に捨てた」との供述をもとに相模湖を捜索し、約5時間かけてスマホを発見。伊藤容疑者からの指示などの一部が復元できたという。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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