ダイオウグソクムシ、半分脱皮で死ぬ 世界初確認ならず

 鳥羽水族館(三重県鳥羽市)は10日、ダンゴムシの仲間としては世界最大で、深海にすむダイオウグソクムシが死んだと発表した。10月に世界5例目、国内では4例目となる体の後半部の脱皮が確認され、前半部も脱皮すれば世界初の確認だったとみられる。死因は現時点では不明という。今後、原因の究明に向けて解剖を予定している。

 死んだのは通称「No.23」(体長約30センチ、体重約1キロ、オス)。メキシコ湾で捕獲され、鳥羽水族館には2014年5月30日に運び込まれた。今年9月1日ごろから脱皮の兆候が見られ、10月13日午前6時50分にスタッフが脱皮を確認した。しかし、今月10日午前9時50分、死んでいるのが確認されたという。

 鳥羽水族館ではダイオウグソクムシの人気が高く、14年2月14日に死んだ通称「No.1」は、1869日間にわたってえさを食べなかったとして、大きな話題にもなった。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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