チームとアリーナ、「二人三脚」で夢舞台 佐賀でプロバスケB1開幕

 パリ五輪出場を決めて「バスケ熱」が盛り上がる中、男子プロバスケットボール1部リーグ(B1)が5日佐賀市で開幕した。今季B1に昇格した佐賀バルーナーズの本拠地は「SAGAアリーナ」だ。県が街の起爆剤として建設を進め、それに合わせてチームが誕生。全国でも珍しい「施設先行型」とされる。アリーナとチーム、「二人三脚」のB1デビューだ。

 「ゴーゴー佐賀」。5日夜、観客席を埋めた地元ブースター(ファン)の声が響いた。SAGAアリーナは4階建て約8400席を備える。本場・米国のNBAを思わせる電光掲示板があり、すり鉢状の観客席はどこからでも臨場感が感じられる。県が総工費257億円をかけて整備し、今年5月に開業した。

 建設のきっかけは佐賀で来年開かれる国民スポーツ大会だ。県は2017年、「大会を一過性に終わらせず、長く夢や感動を生み出すスポーツの一大拠点とする」として、総合運動公園にアリーナを造る計画を立てた。

 一方で「ハコ物」を負の遺産にしないためにも、プロスポーツの利用も想定していた。しかし当時、バスケのチームはなかった。こうして18年4月、ここを本拠地とすることを前提にバルーナーズが設立された。「施設先行型」とされるゆえんだ。

 地域リーグから始まり、B3…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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