ナガサキの街と人が教えてくれた核と平和 ICUの学生が報告会

 昨年夏、長崎市に派遣されて平和と核兵器について学びを深めた国際基督教大学(ICU、東京都三鷹市)の学生4人が10日、学内で報告会を開き、核廃絶や平和教育のあり方について会場の学生とともに議論した。

 ICUが取り組む「サービス・ラーニング」のプログラムで、ボランティア活動を通じて社会課題の解決に参画し、それぞれの学びにつなげる。2019年度から長崎市が実習先の一つになった。昨夏は、希望した2~4年生の4人が7月11日~8月10日の1カ月間、派遣された。

 期間中、4人は、爆風で壊れて柱1本で残る「一本柱鳥居」や浦上天主堂など各地の被爆遺構を巡り、被爆者の体験を聞いた。青少年ピースフォーラムの企画運営に関わるなど、現地で平和活動に携わる人たちとの交流を深めた。原爆が投下された8月9日の平和祈念式典にも参加した。

 報告会で、3年の川口凜南さ…

この記事は有料記事です。残り369文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment