ネットバンキングで不正送金容疑、37歳男を逮捕 業者装い手続きか

 電話工事業者を装って他人の家の固定電話を使い、インターネットバンキングで不正送金をしたとして、大阪・岡山両府県警の合同捜査本部は11日、岩手県北上市村崎野の建設作業員、早瀬契太容疑者(37)を電子計算機使用詐欺と住居侵入容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 府警サイバー犯罪捜査課によると、逮捕容疑は2022年6月9日午後6時ごろ、別の人物らと共謀し、電話工事業者を装って岡山市内の50代男性宅に侵入。男性宅の固定電話を使い、ネットバンキングで男性名義の口座の現金約495万円を他人名義の口座に移したというもの。

 送金手続きには、本人確認のためのパスワードを受信する必要があるが、容疑者は男性宅の固定電話で受け取っていた。同課は、別の人物が男性の口座アプリにログインし、容疑者と連携したとみている。別口座に移された金の一部は暗号資産に交換されていたという。

 同課によると、早瀬容疑者は、この事件の前日にも大阪府貝塚市内の50代男性宅に侵入し、不正送金をしたとして今年3月に両容疑で逮捕。4月10日に両罪で起訴されたという。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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