ノーベル賞’19 「ノーベルチョコ」に本家論争 博物館か、市庁舎か(産経新聞)

 ノーベル賞受賞者に授与されるメダルをかたどったチョコレートは、観光客だけでなく受賞者にもお土産として人気だ。ノーベル博物館内の売店で販売されているが、晩(ばん)餐(さん)会が行われるストックホルム市庁舎でも同様のメダルチョコレートが売られている。どちらが「本家」なのか。

 博物館に並ぶのは、創設者アルフレド・ノーベルの横顔が浮かぶ金色の紙で包まれたチョコ。直径約5・5センチと実際のメダル(約6・5センチ)より一回り小さいが、色も形もそっくりだ。1枚15スウェーデンクローナ(約170円)で、年間約50万個が売れる。

 6日、同館を訪れた吉野彰さんは2千個を購入。山中伸弥さんが千個、本(ほん)庶(じょ)佑(たすく)さんが1500個を購入するなど、歴代受賞者も「爆買い」する人気ぶりだ。

 一方、市庁舎の売店にも、同様のメダルチョコが並ぶ。金色の包み紙に描かれるのは、重厚な赤レンガ造りの塔が特徴的な市庁舎だ。大きさは博物館で売られているチョコと変わらないが、1枚10スウェーデンクローナ(約115円)で甘みのあるミルクチョコ。カカオ70%で苦味が特徴の博物館のチョコとは異なる。

 博物館の担当者は「ストックホルムでノーベルの肖像画が描かれたチョコが買えるのはここだけ」と本家ぶりをアピール。市庁舎の担当者は「博物館のチョコには及ばないかもしれないが、ノーベル賞の雰囲気が味わえる市庁舎を訪れた際には記念に買って」と話している。(ストックホルム 桑村大)

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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