バイト週2、授業の合間に筋トレ…栗山前監督が入学式で大学生活語る

佐々木洋輔

 北海学園大学の入学式が2日、札幌市豊平区の総合体育センター「北海きたえーる」で開かれた。式にはワールド・ベースボール・クラシックWBC)日本代表を率いて優勝監督になった栗山英樹さんがサプライズで登場。WBCで選手に言い続けた「挑戦し続けなさい。自分を信じ続けなさい」という言葉を新入生に贈り、激励した。

 栗山さんは現在も北海道内に住み、プロ野球日本ハムの監督を10年間務めた後、昨春、北海学園大学の特任教授に就いた。

 栗山さんは「この1年間、野球でバタバタしていて、あまり大学には来られなかった」と登壇。式辞で、教師になりたくて東京学芸大に入学したこと、一方でプロ野球選手への夢を諦められず、授業の合間にトレーニングをしたり、週2回のアルバイトをしたりして野球を続けたことなど、自らの大学生活を紹介した。

 その上で、WBCで世界一になった選手たちを「全員が最初から才能豊かだったか。決してそうではない」と断言。「やると決めてやり続けていけば、最後には何か必ず大きな答えが出る」と話した。

 経済学部に入学した帯広市出身の林航太さん(18)は、栗山さんの登場に「ただただびっくり」としつつ、その言葉は胸に響いたという。「自立した社会人になるための準備期間であることを意識して、この4年間を過ごしたい」と話した。

 北海学園大学には今春、5学部12学科と大学院の計1968人が入学した。(佐々木洋輔)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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