バカ殿なんてとんでもない?今川義元「軟弱説」は濡れ衣

 バカ殿のルーツだなんて、とんでもない。今年で生誕500年の戦国武将、今川義元をご存じか。天下統一をめざす織田信長の引き立て役とは、後の語り部の都合が生んだ虚像。「海道一の弓取り」の異名通り、できる男だった。

公家キャラは濡れ衣?

 烏帽子(えぼし)と狩衣(かりぎぬ)を身に着け、顔は白塗りにお歯黒。大河ドラマなどに登場する今川義元のいでたちは貴族そのもの。戦国大名らしからぬキャラ立ちぶりは突出している。

 室町時代に駿河と遠江(とおとうみ)(ともに静岡県)の守護を務めた今川氏の当主で、領国を三河まで広げた。さらに尾張(ともに愛知県)へ攻め込んだが、1560(永禄3)年に桶狭間で織田信長の奇襲に遭い、あえなく討ち死に。馬に乗れない軟弱な武将とみなされてきたが、かなり濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられているようだ。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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