パラ警備の山梨県警警察官、宿舎で飲酒後に市民と口論

 東京パラリンピックの警備のため、山梨県警から東京に派遣されていた「特別派遣部隊」の複数の男性隊員が内規に反して宿舎で飲酒し、深夜に外出して市民と口論になるトラブルを起こしていたことが30日、警察関係者への取材で分かった。一般人にけがはなかった。これを受け、同県警から派遣された約40人全員が警備から外れ、帰任させられた。

 トラブルを起こした隊員らは都内の宿舎で寝泊まりしていた。宿舎は飲酒厳禁だが、隊員らは酒を持ち込み、飲んだ後に外出。一部は29日未明、JR錦糸町駅東京都墨田区)付近で市民といさかいになり、目撃者が110番通報した。飲酒後に宿舎に残った隊員や、外出後に性風俗店を利用した隊員もいたという。

 警視庁は取材に「山梨県警で事実を調査中」、山梨県警は「調査中でコメントできない」としている。

 特別派遣部隊は東京五輪・パラリンピックの警備のために全国から集められた警察官で、規模は両大会で計約1万1600人。警視庁の警察官と協力し、都内の競技場周辺などで警備にあたっているほか、交通整理の業務に就いている。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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