ビッグモーター店前の土壌、静岡県が調査 街路樹に除草剤の痕跡検証

菅尾保

 中古車販売大手・ビッグモーター(本社・東京)の富士店(静岡県富士市日乃出町)前の県道の街路樹が一部なくなっている問題で、県富士土木事務所は2日、街路樹があった場所の土を採取し、原因解明に乗り出した。全国の同社店舗前で街路樹が枯れたり、伐採されたりしている問題を受けたもので、8月中にも結果を公表するという。

 この日は県職員6人、地質調査会社の社員3人が街路樹があった場所のうち4カ所の土、計約4キロを採取した。3カ所は街路樹がなくなっているところの土を、1カ所は現在も残っているところの土を取り、比較検討などもするという。

 同土木事務所によると、かつてはあったサツキツツジが枯れていたり伐採されていたりしていることが7月中旬に確認されており、除草剤が使われた痕跡がないかなどを調査するという。同月下旬に同店関係者に行ったヒアリングでは「除草剤は使っていない」との回答があったという。

 同土木事務所維持管理課の望月博文課長は「しっかり調査をし、除草剤が使われていた場合には被害届の提出なども検討し、しっかり対応していきたい」と話している。(菅尾保)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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