ブラジルの国民的漫画家マウリシオ・デソウザ氏(87)の作品を収蔵した電子図書館サービスが今月、日本国内で一般向けに始まる。親交のあった手塚治虫とともに企画した漫画も含まれており、その一部は国内で初めて読めるようになる。
「ブラジルのディズニー」と呼ばれるデソウザ氏は、「モニカ&フレンズ」などの作品で知られる。漫画を通して母国の識字力向上に貢献したとして、昨年10月にユネスコから表彰。妻が日系人で日本との親交も厚く、2013年には文化交流の功績がたたえられ、旭日小綬章を受章した。
デソウザ氏によると、手塚との交流は1984年にさかのぼる。ブラジルで初めて出会い、互いの家や職場を訪れるほどの深い仲になった。「平和を求める冒険映画を一緒につくろう」と約束。89年に来日した際は、末期がんだった手塚から「ポジティブなメッセージを伝え続けて」と言われたという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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