プロ棋士、東大大学院生、自動運転ベンチャーのエンジニア。僕が3つの道を歩む理由(BUSINESS INSIDER JAPAN)

朝6時から将棋を指して塾へ

中学1年で棋士養成機関「奨励会」に入会。高校3年で三段に昇段した。三段になると年2回のリーグ戦に参加でき、上位2人のみが四段に昇段しプロ棋士になれる。谷合さんは2020年4月に26歳の年齢制限ぎりぎりで四段に昇段。長年の努力が結実し、晴れてプロ棋士の仲間入りを果たした。 将棋界では、大学に進学せず将棋に専念する人も多い。しかし、谷合さんは東大を受験する道を選び合格した。 高校3年時はほとんどの時間を受験勉強に費やし、将棋は対局前日に指して調整した。夏季講習期間などは生活習慣を整えるため、朝6時に将棋仲間とネットで将棋を指してから塾に通う日々だった。 「将棋は厳しい世界なので、『将棋1本に絞りなさい』という考えの師匠もいる中、私の師匠は自由にやらせてくれました。今所属する研究室の先生も、将棋と研究の両立に理解を示してくれています。いまの自分があるのも周りの環境に恵まれたおかげだと感じています」 大学院で情報理工学を学ぶ谷合さんは、「最初は機械学習に興味があった」という。世界最大規模の機械学習コンペティションプラットフォーム「Kaggle(カグル)」に何度か参加するうちに自動運転分野への関心が高まっていった。 2019年に経済産業省主催の「AIエッジコンテスト」で2位入賞を果たしたことで、「自動運転AIチャレンジ」に出場。優勝したのを機に、ティアフォーからスカウトされた。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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