ホンダ社長「万感の思い」 13年ぶりF1優勝果たす

 ホンダが自動車レースの最高峰、F1世界選手権で13年ぶりの勝利を挙げた。F1の第9戦、オーストリアグランプリ(GP)の決勝が6月30日あり、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手(オランダ)が優勝した。ホンダは2015年のF1復帰以降初めての勝利となった。過去からの通算では、06年8月のハンガリーグランプリ以来で、73度目のグランプリ制覇となった。

 ホンダの八郷隆弘社長は「ついにF1での優勝を果たすことができた。15年の復帰以降の道のりを考えると、大変感慨深く、心からの喜びを感じている」とのコメントを発表した。

 コメントでは「F1は創業者(故・本田宗一郎)の夢であり、大切なDNAの一つ。この5年間、開発やレースの現場では、数多くの困難に直面してきたが、自分たちの力を信じ、諦めずに走り続けてきた努力が実を結んだことを考えると、万感のおもいだ。この勝利を第一歩として、最終目標であるシリーズチャンピオンを目指し、さらに一丸となってチャレンジを続けていく」とした。

 ホンダは1964年にF1に参戦し、65年のメキシコグランプリで初優勝。68年で活動を休止後、83年に復帰。名門チームのウィリアムズやマクラーレンなどにエンジンを供給し、特にマクラーレン・ホンダは88年に全16戦中15戦で優勝する黄金期を築いた。92年で活動を休止後、00年に復帰。勝利を挙げることもあったが、リーマン・ショックによる景気後退を受け08年で活動を休止。そして15年に改めてF1の舞台に戻ってきた。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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