メキシコからの移民標的か、乱射犯らしき犯行声明(日刊スポーツ)

米南部テキサス州エルパソのショッピングモールで3日午前11時(日本時間4日午前0時ごろ)に銃乱射事件が発生し、20人死亡、26人が負傷したと地元警察が明らかにした。CNNなど米メディアが報じた。

【写真】銃乱射事件で被害者を悼む人々

拘束された白人男性パトリック・クルシウス容疑者(21)は商業施設内でライフル銃のようなものを乱射。週末に訪れていた大勢の家族連れが逃げまどいパニックとなり、地元警察が一帯を封鎖した。死傷者の多くはスーパー「ウォルマート」で倒れていた。地元警察では単独犯の見方を示し、日本人が巻き込まれたとの情報はない。

米メディアによると保護観察下にあった同容疑者とみられる人物がインターネット上に「これはテキサス州へのヒスパニックの侵略に対する答えだ」と犯行声明を書き込んでいた。現地は同州最西端でメキシコ国境まで約4キロと近く、ヒスパニック系の移民が8割を超える。同容疑者の自宅は同州ダラス郊外で事件現場から約800キロの距離にあることから移民が多い地域を狙って事件を起こした可能性が高いとみられる。

同容疑者は今年3月にニュージーランド・クライストチャーチにあるイスラム礼拝所(モスク)で51人が死亡した銃乱射事件の被告を「支持する」と表明しており、地元警察では米連邦捜査局(FBI)とともに「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」の可能性があるとみて捜査している。米メディアによると死傷者は2歳から82歳の46人。防犯カメラ映像から使用された銃はロシア製の自動小銃AK47との情報もある。射撃用ヘッドホンも着用していた。トランプ大統領は「エルパソでひどい銃乱射が起きて多くの人が亡くなった。憎むべき事件を非難する」とツイッターに投稿した。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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