ユーチューバーと会社員? 二極化する小学生の職業観

 第一生命保険が小学生に尋ねた「大人になったらなりたいもの」の調査で、会社員が男子の1位、女子の4位に入りました。前回は男女とも10位以下でした。コロナ禍を機に自宅で働く親が増えて、身近に感じる職業になったのでしょうか。でも、何だか堅実すぎて夢がないような気もします。死と隣り合わせの世界に生きる海洋冒険家白石康次郎さん(53)に話を聞きました。

 神奈川・鎌倉の海の近くで育ちました。高校3年の時、ヨットで世界一周をするため、第一人者に弟子入りしました。4回単独世界一周に成功しましたが、失敗も3回しました。スポンサーから何十億円も集めて挑戦する人生は不安定で、職業とは呼べないかもしれません。でも、好きなことばかりやってきたので満足しています。安定した職業に就きたいと思ったことはありません。

自分で考えて選べば、どんな職業も

 小学生のなりたい職業が「会社員」でも、ネガティブにとらえる必要はないと思います。いまはコロナ禍で、誰もが先行きがどうなるか分からず、安心したがっています。子どもたちが「あこがれ」や「幸せになれるか」といった観点から、自分の頭で考えて職業を選んでいるのであれば、いいのではないでしょうか。

 でも、親の意見や価値観の反…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment